⑥何はなくともやっぱり健康?シニアの約半分近くは 自分の健康に自信を持っている?

『何はなくともやっぱり健康?シニアの約半分近くは 自分の健康に自信を持っている? 』

シニア世代の動向

 世界でもトップクラスの長寿を誇る日本。でも重要なのは「元気に長生き」できるかどうか。生きていれば誰でも身体のあちこちで気になることが出てくるもの。ではシニア世代の方々は、健康面でどんな悩みがあるのか訊いてみました。

 

健康面で気になっていることを教えてください。

~調査概要~

■調査名   シニア1200人アンケート調査
■調査方法  WEBアンケート

■調査期間  2020918

■調査対象  全国に居住する50歳から79歳までの男女計1200

■調査主体  株式会社三栄広告社(東京都千代田区)

「健康面で気になっていることを教えてください。」という質問で、下記表1の中から選んでもらったところ、男女問わず最も多かったのは、「気になっていることは何もない」という回答だった。

 健康面で気になっていることが何もない、と回答した方が約33%に及ぶ403名。実に3人に1人のシニアの方は、健康面で気になっていることはないという回答だった。しかも気になると答えた方の197人は「シミ・シワ」という健康よりもどちらからというと美容に近い項目を挙げているということは、実質健康面で気になっていることはない、と自覚している活動的な「アクティブシニア」は半数に及ぶと言える。

 一方で、関節の痛みに不安を覚えているのは男女均等に一定数いることが明らかになった。結果ではシニアの約6人に1人は関節痛などの悩みを持っているようである。新聞やTVで関節系健康食品のコマーシャルを頻繁に見るのも納得がいく。

 更に健康面で気になっていることを男女別に分けた表(下の表3)を見てみると、男女で結果に差の大きい項目とそうでないものが見受けられる。「シミ・シワ」については女性の方が圧倒的に気にしているのは当然のことだと言えるが、「内臓機能の衰え」については女性よりも男性の方が衰えを感じているようである。男性は女性に比べて若い頃に暴飲暴食をしてしまう傾向があるから、より衰えを感じるのだろうか。
 また、「シミ・シワ」という項目は、健康というよりもむしろ美容に近いため、もしこの項目がなかった場合、女性の「気になっていることは何もない」の人数はもっと増えたかもしれない。

上記は2021年6月4日(金)の読売新聞東京本社版朝刊

その他、「健康面で気になっていること」についての自由回答では下記のようなご意見をいただいた。

  • 運動不足で体が重い。
  • 加齢による全体的な衰え。
  • 視力の低下、骨粗鬆症気味。
  • コレステロールが高い。
  • 腰痛、疲れやすい、眠りが浅い。

上記の中でも、運動不足やコレステロール値を気にする回答が多かった。やはりいくつになっても運動を続けることが健康にはいちばんの近道ということが言えるかもしれない。

誰でも長生きをしたいとは思うものだが、肝心なのはいかに健康に長生きできるか、という点である。どんなに長寿でも病気で寝たきりでは面白くない。よくシニアの間で言われる「ピンコロ(ピンピン生きてコロッと逝く)」が遂げられるようにまめに身体を動かして、健康に留意したいものである。

設問「健康面で気になっていることを教えてください。」自由回答あり。

アンケート実施日:2020918日(金)

アンケート方法:インターネット

アンケート対象:全国の5079の男女

N1,200

<内訳>

5054歳:男女各100

5559:男女100

6064歳:男女100

6569歳:男女100

7074歳:男女各100

7579歳:男女各100

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