【ふるさと納税担当者様】【自治体関係者様】必見!
Web広告初心者でもわかりやすく解説!ふるさと納税を成功させる秘訣とは?
平成20年度にスタートしたふるさと納税。その寄付額は年々伸びており、令和3年度(2021)年度には過去最高位となる約8,302億円に達しました。
ふるさと納税の寄付を受け付けている自治体は日本全国で1788自治体(2021年7月30日時点)あり、各自治体は、地域活性化の足掛かりとなる、ふるさと納税のプロモーションに力を入れています。
プロモーションの一つとなるのがWeb広告ですが、「興味があるけれど仕組みが複雑で難しそう」「何から始めればいいかわからない」といったお悩みもよく耳にします。そこでWeb広告の導入を検討する、ふるさと納税担当者様向けに、ふるさと納税のプロモーションを成功させるポイントを連載形式でご紹介します。
【ふるさと納税を成功させる秘訣とは?】
第1回「初心者向けWeb広告の基本」
第1回は、Web広告の種類や特徴についてわかりやすく解説していきます。
Web広告とは、インターネット上のメディア(媒体)に掲載されている広告のことです。Web広告では、ユーザー(利用者)の住んでいる地域や年齢といった基本的なデータをはじめ、Webサイトでの閲覧・検索・行動履歴など細かいターゲティングが可能なため、ユーザーを絞って掲載できます。
Web広告の代表的な種類
Web広告には様々な種類がありますが、主に「ディスプレイ広告」と「リスティング広告」の2種類が多くの割合を占めています。
ディスプレイ広告は、画像や動画などを使用した視覚的要素が強い広告で、Webサイトに設けられる広告枠に掲載できる広告のことです。
リスティング広告は検索連動型広告とも呼ばれ、Yahoo!やGoogleといった検索エンジンの検索結果の上部に表示されるもので、検索ワードに関連した文字ベースの広告です。
Yahoo!広告とGoogle広告の違い
Yahoo!広告とGoogle広告は、どちらも検索エンジンが提供する広告媒体で、それぞれ異なる特徴があり、ユーザー層にも違いがあります。
Yahoo!
Yahoo! JAPANの検索結果のほか、「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!知恵袋」などの関連サービスに広告を掲載できる。
ユーザー層:40~60代が80%以上
Yahoo!上のニュース記事などYahoo!のコンテンツに触れる1ページの滞在時間が長いユーザーは30代後半以降の年齢層が比較的多い。
国内外ともにシェア1位の検索エンジン。Googleの検索結果のほか、Googleマップ、Gmail、YouTubeなどに広告を掲載できる。
ユーザー層:20~40代が70%以上
スマホを使いこなし、スマホで調べたいことを検索する習性がついている。スマホでショッピングなどを楽しむユーザー中心。
Web広告におけるユーザー行動
Web広告を見たときの、ユーザーの行動や心理を知ることも重要です。
まず、Web広告を見て興味を持つとクリックします。その時、クリックしなくても気になる広告であれば、後日、インターネットで検索します。クリックした後に購入や申し込みに至らなくても、一度、広告をクリックするとその広告主の広告が表示されやすくなるので、ユーザーが再度クリックしたり、検索したりするきっかけになります。
効果を検証し改善につなげる
Web広告は、リアルタイムで修正・変更が可能な媒体です。時期や状況によって都度手を加える必要があります。Web広告を掲載した後、下記の2点を分析・検証することで改善につなげることができます。
・反応が良かった制作物を探す
Web広告は、バナー※のデザインや広告文の表現によってクリック率が大きく変動します。どの制作物が最適か探ることが大切です。
※バナーとは、ウェブサイト上にあるリンク付き画像のこと。画像に広告主のサイトなどのリンクを張り、ユーザーにクリックしてもらうことで商品やサービスの購入・申し込みにつなげます。
・クリックしたユーザーの属性を把握する
Web広告は地域や年齢などターゲットの設定ができますが、狙ったターゲットに掲載されているか、潜在的なニーズがないかなど、ユーザーの分析がしやすくなります。
Web広告は、計画→実行→検証→改善のサイクルを繰り返しながら広告の精度を高めていくことが重要です。それによりユーザーに最適なWeb広告が掲載されやすくなります。
継続してWeb広告を配信
Yahoo!やGoogleといった検索エンジンは、膨大なユーザーのデータを蓄積しています。このデータをもとにそれぞれのユーザーに合った広告を掲載しており、複数登録された広告はより効果の高い広告を優先的に表示させるシステムを搭載しています。
このシステムを「最適化」と呼び、これによって広告に興味のあるユーザーへ表示されやすくなります。
この蓄積されたデータは、広告を停止すると古いデータから破棄され、リセットされます。最適化されるデータを活かすためには、少額の予算でも1か月以上継続して広告を掲載することが大切です。